扇芝智也


しばさんは例えるなら、丁寧に調べてめちゃくちゃ高い銃を買い、いっぱい手入れして準備をするけど、「弾はコンビニで売ってるやろ」とか言って作戦当日にコンビニに行くような人。バイブスや計画性が凸凹で観ててソワソワする、一緒にいても突然何を言い出すか分からなくて怖い。なんというか、そういうちょっと壊れてる感じすらもしばさんの歌の中で蠢いてて、ゾワっと来ます。なんかホラーっぽい紹介になっちゃったけど、要はめっちゃかっこいい!

(こすけ)

 

 

扇芝智也の目玉が欲しい。と、この人のライブを見る度いつも思う。一聴すると散り散りにみえる言葉の破片には風が吹いて、それがギターと共に奏でられた時、鮮明な風景が浮かび上がる。主観と俯瞰を行ったり来たり、それでいて土くさいような汗くさいような匂いを確と感じる歌うたい。“ラブソングしか歌ってはいけない”という企画を一緒にやってるのですが、毎度毎度そこで産み出される曲に驚く。僕がずっと背中を見ていたいアーティストです。大池にて、真正面から扇芝智也の音楽を浴びて欲しい。

(畑拓朗)