キリンイヌ


凄まじく器用なのに、その器用さに甘えず日々正しい道を選んでいこうとしている人。色んなことをやりながらも、ちゃんとした美学とビジネス的なシビアさを同居させながら活動できるのがほんとにすごい、めちゃくちゃ憧れている。技術をユーモア"として散らせて決しておごらずポップに紡ぐ音楽、ニコニコ観てしまう。大喜利はあんまり上手じゃなかった。

(こすけ)

 

 

お年寄りからファミリーまで、沢山の人で賑わう雑貨市のステージにて、キリンイヌさんはギターを手に立っていた。確か2曲程演奏し終わった後の事。暫しの沈黙の後、突如会場にボイスパーカッションが鳴り響く。それに呼応するように、ささくれ立ったギターが重なる。それは会場の和やかな空気を一変するには充分すぎるものだった。暫くした後「違うな…」とボソリ。あの瞬間、僕はとんでもなくロックンロールを感じた。あの続きを、大池で感じたい。

(畑拓朗)